徳洲会看護部門総看護師長が一堂に会し研修理念に基づく施設管理を学ぶ

徳洲新聞2025年(令和7年)10/20月曜日 NO.1514より
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徳洲会看護部門は9月16日から2日間、東京本部でグループ施設の総看護師長を対象に管理者研修を実施した。①グループの方針を理解し、管理者の役割と必要な能力を学ぶ、②経営戦略に必要な経営管理の知識・技術を習得し、さらなる管理実践能力を身に付ける――が目的。

これまではブロックごとに看護副主任から新任看護師長までの研修を実施していたが、今回は看護部門地域部が主催し、全国の介護施設の総看護師長18人を対象に行った。一般社団法人徳洲会の緑川律子・看護部門地域部部長は「日々の業務から離れて自己の管理を振り返り、標準的な管理手法を学ぶ貴重な機会です」と力を込める。

全国の総看護師長18人が集まり交流と研鑽

初日は開会挨拶に続き、東上震一理事長が講話を行い、グループの理念・方針、自身の歩んできた道や今後のグループの方向性を提示。次に、八木沼正子・看護部門本部長が「徳洲会看護部の歴史」をテーマに講演した。

続いて緑川部長が「組織管理論、組織デザイン、組織倫理論」について講義。「施設における利用者のDNAR(蘇生措置拒否)対応」、「スタッフの休み希望が重なった際の倫理的判断をふまえた勤務調整方法」をテーマにグループワークも実施した。

2日目は、重田盟子・看護部門地域部部長補佐による「看護管理者育成、スタッフの人材育成」の講義からスタート。鈴木恵子・湘南藤沢訪問看護ステーション(神奈川県)所長は「ヘルスケアシステム論」で、看護・介護の質向上のため、日本の医療の動向や政策の理解などを促した。

松野玉枝・札幌徳洲会病院看護部長は「質改善活動」の講義のなかで、徳洲会の安全管理と組織的リスクマネジメントなど説明。最後に、奈良原啓司・徳洲会介護事業部部長代理は「財務管理、経営管理」について講義し、閉会した。次回は10月29日に、岩田雅之・人事部次長による「労働関係法規の最近の動向、ハラスメントの組織的対応」の研修を開催予定。

徳洲新聞2025年(令和7年)10/20月曜日 NO.1514より
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