徳洲新聞2026年(令和8年)4/20月曜日 NO.1539より
詳細は「徳洲新聞ニュースダイジェスト」をご覧ください。
徳洲会グループは3月27日、ホンダジェット「徳洲ジェット」を用い福岡徳洲会病院から湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)に患者さんを搬送した。同機を活用した患者搬送は初の試み。名瀬徳洲会病院(鹿児島県)の平島修副院長がプロジェクトリーダーを務めた。入念な事前準備を行い搬送は無事完了。湘南藤沢病院で患者さんと対面した家族は「徳洲会グループすべての皆さまに心から感謝しています」と謝意を表した。徳洲会グループは今後も航空機を使用した患者搬送を継続する方針。
患者さんは30代。グループ外の病院に入院していたが、意識低下など容態が悪化し、元日に福岡病院に救急搬送された。集学的治療によって救命されたものの、重度の後遺症が残り、今後は福岡県内の施設で過ごすことが想定された。しかし、神奈川県藤沢市から見舞いに訪れる家族が毎回、福岡県に長期滞在する負担を考慮し、同院スタッフは藤沢市に患者さんを帰す方法を模索。

医療対応をともなう“搬送”は難しく、徳洲会本部である一般社団法人徳洲会(社徳)に相談したところ、今回のプロジェクトが立ち上がった。主なメンバーは、離島で航空機による患者搬送の経験をもつ名瀬病院の平島副院長をリーダーとし、福岡病院と湘南藤沢病院の医療チーム、社徳の渡部昌樹・国際部次長、徳洲ジェットの管理・運航支援を行うエメラルド・エアー・サービスの田口誠社長ら。

医療対応をともなう“搬送”は難しく、徳洲会本部である一般社団法人徳洲会(社徳)に相談したところ、今回のプロジェクトが立ち上がった。主なメンバーは、離島で航空機による患者搬送の経験をもつ名瀬病院の平島副院長をリーダーとし、福岡病院と湘南藤沢病院の医療チーム、社徳の渡部昌樹・国際部次長、徳洲ジェットの管理・運航支援を行うエメラルド・エアー・サービスの田口誠社長ら。
何度も協議を行い2月20日に徳洲ジェットが格納されている大阪・八尾空港で搬送シミュレーションを実施。岸和田徳洲会病院(大阪府)の協力で医療トレーニング用の人形とエアストレッチャーで患者さんの乗降イメージ訓練などを行ったほか、患者さんや同乗する医療者のポジション、医療資材の配置場所などを確認した。
3月9日にメンバー全員でオンライン会議を実施、搬送に向けて最終確認を行った。

同27日に搬送を実施。主治医の山下達郎・内科専攻医ら福岡病院スタッフが救急車で福岡空港に移動し、患者さんを機内に運んだ後、山下専攻医、森下世紀・臨床工学技士、平島副院長が同乗し、午前9時29分に離陸した。飛行中に軽度の痙攣様の症状が見られたが、両医師が投薬など適切に対応。安定した状態で10時57分に羽田空港に着陸、駐機場には予定より50分早く到着した。

笠井悠太・内科専攻医ら湘南藤沢病院スタッフに申し送りをし、同院の救急車で患者さんを移送。ER(救急外来)到着後、バイタルサイン(生命兆候)の確認や、飛行にともなう気圧差への対応として、耳鼻咽喉科医師が診察を行った。微熱が見られたものの、大きなトラブルはなく搬送は完了。患者さんと面会を果たした家族は「お帰りなさい」と声をかけた。

「全職員の皆さまに感謝」
航空機による搬送に対して家族は「不安はありませんでした」と吐露。続けて「本当にありがたいのひと言に尽きます。徳洲会グループ全職員の皆さまに感謝しています」と話した。
搬送が無事に終わり、山下専攻医は「地元に戻してあげられないかなとソーシャルワーカーに相談したのが最初でした。ご本人にとって一番良かったと思います」と安堵した様子。平島副院長も「何より安全に運べたことが良かった」と笑顔を見せ、「軽度の痙攣様の兆候が見られた時も、機内の空間に余裕があるので落ち着いて判断でき、状態確認もしやすい。静かで会話もしやすく、処置などは山下先生と話し合いながら行いました」と振り返った。
4月7日に関係者によるオンライン会議を行い総括。課題を抽出し、改善策を議論した。徳洲会は今後も航空機を使用した患者搬送を行う方針。
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徳洲新聞2026年(令和8年)4/20月曜日 NO.1539より
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