松山&榮・徳之島徳洲会病院看護師インターベンションエキスパートナース取得田代副院長のCVIT専門医資格取得がきっかけ

徳洲新聞2025年(令和7年)7/28月曜日 NO.1502より
詳細は「徳洲新聞ニュースダイジェスト」をご覧ください。

徳之島徳洲会病院(鹿児島県)の松山瑞生看護師と榮彩・非常勤看護師はインターベンションエキスパートナース(INE)の資格を取得した。認定期間は5年間。

INEは“インターベンション治療(カテーテルを心臓や血管に挿入して治療する方法)に関して専門的な知識・技術を有する看護師”を認定する資格。日本インターベンショナルラジオロジー(IVR)学会と日本心血管インターベーション治療学会(CVIT)が2012年に創設し、合同で認定する。

主な受験要件は、①看護師免許をもち、看護師として3年以上の実務経験がある、②IVR専門医あるいはCVIT専門医の下で100例以上の看護経験がある、③INE講習会を2年間に1回以上受講している――の3項目。

自信をもってカテーテル治療の準備を行う

認定証を手に笑顔の榮看護師(左)と松山看護師(中央は田代副院長)

新病院は完成間近

国内離島病院で初めて 10月の新築移転に弾み

松山看護師と榮看護師は、23年12月に田代篤史・副院長兼循環器内科部長がCVIT専門医資格を取得したことを契機にINE資格取得を決意。田代副院長も「全力でサポートします」と、ふたりを後押しした。次回の試験に出願するまでの期間が短く、症例を重ねるのに苦慮したが、願書の提出締め切り間際に100症例に到達し3月に受験、6月に合格の知らせを受けた。日本IVR学会事務局に問い合わせるなど、本紙が調べた限り、国内の離島病院で取得したケースは初めて。

認定証を手にした榮看護師は「少しでも田代先生をサポートしたいと思い受験しました。資格取得後は根拠を考えながら個々の業務を遂行できるようになりました」と強調する。

松山看護師も「日々の業務に自信がもてるようになりました」と目を輝かせ、「皆で協力してもっと良いカテーテル室にしていきたいです」と笑顔を見せた。田代副院長は「10月に当院は新築移転します。新病院となり、カテーテルチームとして、より上のレベルを目指していきたいです」と意気込んでいる。

徳洲新聞2025年(令和7年)7/28月曜日 NO.1502より
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