NPO法人TMAT 多機関連携災害時訓練に参加

徳洲新聞2025年(令和7年)12/1月曜日 NO.1520より
詳細は「徳洲新聞ニュースダイジェスト」をご覧ください。

設営したテント前で‘(前列左から)浅野看護師、村上看護師、吉川薬剤師、(後列左から)野口課長、関根・救急救命士、久保・看護師長、大田医長、吉澤薬剤師

感染症の診療スペースで実際にPPE(個人防護具)を装着して診療する大田医長

NPO法人TMAT(徳洲会医療救援隊)は11月7日から2日間、特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)主催の第6回多機関連携災害時医療救助訓練に参加した。被災地で支援活動を行う諸団体との連携強化を目的とした大規模訓練で、参加は3回目。

今回は大田修平・八尾徳洲会総合病院(大阪府)外科医長、吉澤典成薬剤師、久保健一・湘南大磯病院(神奈川県)看護師長、浅野京香・徳之島徳洲会病院(鹿児島県)看護師、村上歩紀・宇治徳洲会病院(京都府)看護師、吉川瑞帆・四街道徳洲会病院(千葉県)薬剤師、関根龍晟・生駒市立病院(奈良県)救急救命士の7人が参加した。また、TMAT事務局長として窓口を務めた野口幸洋・一般社団法人徳洲会医療経営戦略室課長が訓練の様子を見守った。

TMATが診療した患者さんの情報をPWJに伝える久保・看護師長

指揮所でEMISの入力を行う村上看護師

訓練は芸予諸島のひとつ、大島(愛媛県今治市)で実施。瀬戸内海地域で震度6強の地震発生という想定の下、TMATはフィールドホスピタル(野外の仮設医療施設)でPWJをサポートした。

協議により、まず持参したエアテントをフィールドホスピタルのひとつに連結させ、診療スペースを増設。その後、サポートを要請されたスペースに隊員を配置し、活動した。

具体的には、「診療エリア」での診療・診療補助や家族対応、「薬局」での薬の払い出しや説明、管理、さらにJ-SPEED(災害医療チームが使用する標準カルテ)入力、「指揮所」での外部連絡や調整(国の災害医療支援チームのDMAT調整本部や搬送先・搬送手段など)、EMIS(広域災害救急医療情報システム)入力など。終了後、どの隊員も「振り返りを行い、翌日には改善していく良い訓練だと思いました」(大田医長)など、一様に刺激を受けた様子だった。

PWJは紛争地や災害被災地での人道支援を中心に活動するNGO(非政府組織)。医療を軸とした災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団“ARR-OWS”」を発足、国内外の被災地に赴き支援活動を展開している。3月のミャンマー地震ではTMATがPWJの活動を引き継ぐなど連携した実績もある。

同プロジェクトリーダーの稲葉基高医師は「TMATは歴史のある組織で、何でもできる総合診療救急みたいな医師や看護師が多いイメージもあります。海外にも出ていけるので、親和性が高いと思い声をかけさせていただいています。今後も一緒に行っていきたい」と期待を寄せる。

徳洲新聞2025年(令和7年)12/1月曜日 NO.1520より
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