徳洲新聞2025年(令和7年)5/12月曜日 NO.1491より
詳細は「徳洲新聞ニュースダイジェスト」をご覧ください。
八尾徳洲会総合病院(大阪府)は2024年度救急車同乗研修を実施した。地元の八尾市消防本部に1日滞在し、救急活動や救急資器材について学ぶとともに、救急隊出動時に救急車に同乗する研修で、研修医と新たにER(救急外来)に配属された看護師が対象。毎回、1月から3月にかけて行う。
24年度は6人を対象とし、3月13日に終了。最後に臨んだ西村淳史・2年次研修医(現専攻医)は同消防本部を訪れ、午前中は「救急活動要領」をテーマに救急車や感染防止など、午後は「救急資器材取扱要領」をテーマに患者監視装置や除細動器、特定行為処置(医師の指示の下、救急救命士が行える救急救命処置)などに関する講義を受けた。

研修に協力した救急隊員と(中央が西村研修医)

救急要請を受け救急車に同乗
カリキュラムにはJPTEC(外傷病院前救護ガイドライン)活動に関する講義も含まれ、ロード&ゴー(重症の外傷患者さんなどに対し、生命維持に影響する処置のみ行い、迅速に医療機関へ搬送すること)の判断基準や現場トリアージ(緊急度・重症度選別)など説明を受けた。これらの講義中に救急要請があった場合は救急車に同乗した。
研修後、西村研修医は「逼迫した救急の現場を体験し、あらためて一台でも多くの救急車を応需し貢献したいと感じました」と吐露。「今後も変わらず積極的に救急当直に励みたいと思います」と意欲を見せた。
同院は同消防本部と協定を交わし17年から同研修を実施。井上雅章・事務部長は「ERで働く医師や看護師が救急隊の活動内容や思い、患者さんの受傷状況などを体感することで、より良い救急医療につなげたいと考えています」と意義を強調。
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徳洲新聞2025年(令和7年)5/12月曜日 NO.1491より
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