第4回徳洲会国際心臓血管セミナーin葉山 「僧帽弁治療の最前線」がテーマ 徳洲会グループ挙げて9月19日から開催

徳洲新聞2026年(令和8年)8/24月曜日 NO.1557より
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一般社団法人徳洲会は9月19日から2日間、神奈川県の湘南国際村センターで「第4回徳洲会国際心臓血管セミナーin葉山」を開催する。今回から内科系会長を千葉西総合病院の桃原哲也・副院長兼循環器内科主任診療部長、外科系会長を湘南鎌倉総合病院(神奈川県)の伊藤敏明・院長補佐兼心臓血管外科統括部長(医療法人徳洲会心臓血管外科特別顧問)が務め、過去3回連続で会長を務めた葉山ハートセンター(神奈川県)の浅井徹・心臓血管外科特別顧問は統括会長となる。「Focus on Mitral Valve(僧帽弁の最前線)」をテーマに、演者には徳洲会グループをはじめ国内外で活躍する医師を多数招聘。循環器診療に携わる医療従事者の交流や診療技術の向上を目指す。

主催者は東上震一理事長。実行委員長には大橋壯樹・副理事長(名古屋徳洲会総合病院総長)、企画委員長には新田隆・医療法人徳洲会心臓血管外科顧問(羽生総合病院循環器統括顧問)が就任し、徳洲会グループを挙げて運営体制を築いた。

低侵襲治療の進展にともない、僧帽弁領域では内科的介入と外科的手術ともに、急速に進化を遂げている。プログラムでは、双方が同じ視点で最新技術や診断方法を共有し、症例ごとの最適な治療方針を討議することを目指す。

海外からは、国際的なエキスパート陣を多数招聘。「循環器診療の未来を拓くAIと革新的テクノロジー」をテーマにしたメイヨークリニック(米国)特別セッションも実施し、先端技術の臨床応用を紹介する。

国内からも各分野を牽引するリーダー陣が結集。「僧帽弁治療の現在と未来」のセッションでは、白井伸一・小倉記念病院循環器内科主任部長、宗久佳子・仙台厚生病院循環器内科部長ら、「重症僧帽弁閉鎖不全症の治療戦略」のセッションでは、田端実・順天堂大学医学部附属順天堂医院心臓血管外科主任教授、久保俊介・倉敷中央病院循環器内科部長らが登壇し、診断から高度な治療戦略に至るまで、多角的な議論を展開する予定だ。

さらに、新たな取り組みとして「ビデオライブセッション」を実施。事前録画映像を活用する形式で、実際の準備段階から手術のリアルな流れを再現する。外科系では伊藤・院長補佐が執刀する「完全胸腔鏡下僧帽弁形成術」の映像を流し、3D内視鏡を用いた3cm程度の小切開によるセッティングや、具体的なアプローチ手法を提示する。内科系では湘南鎌倉病院の松本崇・循環器内科部長が「TEER(経皮的僧帽弁接合不全修復術)」の事例を披露。単なる手技の視聴にとどまらず、映像を流しながら会場の参加者と質疑応答やディスカッションを交わす参加型セッションとして展開する。

超音波(エコー)やCT(コンピュータ断層撮影)画像を用いた詳細な構造的・機能的診断法に関する講演なども実施。参加者が一体となって単一の疾患領域を多角的に掘り下げる2日間となる。

会場となる湘南国際村センター

第3回セミナーの様子

内科系会長の桃原哲也・千葉西総合病院副院長

「今回のテーマである僧帽弁治療は、現在最も熱く進化している分野です。カテーテル治療であるTEERの登場により、高齢で手術リスクが高い患者さんにも低侵襲な治療が提供できるようになりました。本セミナーでは、内科と外科が同じ土俵に立ち、互いの領域を深く理解することを重視しています。内科医が外科の手術手技の実際を知り、外科医が最新のカテーテル治療や画像診断の可能性を共有することで、患者さんにとって真に最適な『ハートチーム』としての治療方針が見えてくるはずです。エコーやCT診断のプロフェッショナルによる講演、実際の治療の流れを追うビデオライブなど、明日からの臨床に直結する濃密なプログラムを用意しました。徳洲会グループ内にとどまらず、全国の循環器診療に携わる先生方やメディカルスタッフの皆さんと、活発な議論を交わせることを楽しみにしています」

外科系会長の伊藤敏明・湘南鎌倉総合病院院長補佐

「私が担当する外科領域では、胸腔鏡や手術支援ロボットを用いた完全胸腔鏡下手術(MICS)など、創部が小さく負担の少ない低侵襲手術が標準化しつつあります。今回の見どころのひとつであるビデオライブでは、私が執刀する3D内視鏡を用いた完全胸腔鏡下僧帽弁形成術の映像を提示します。日本発の小切開セッティングや手技のリアルな流れを海外のゲストにも紹介し、深くディスカッションしたいと考えています。また、セッション5で行う私の講演では、低侵襲技術の応用として、肥大型心筋症に対する心筋切除術の近未来像についても提示する予定です。海外からはロボット手術の第一人者をはじめ多彩なエキスパートが集結します。単に最新知見を取得するだけでなく、実際の症例に基づいた活発な質疑応答を通じて、参加された皆さんが新たな発見をもち帰れる場にしたいと考えています」

統括会長の浅井徹・葉山ハートセンター特別顧問

「過去3回の経験をふまえ、第4回となる今回は、桃原先生と伊藤先生という内科系・外科系それぞれのリーダーに会長を務めていただく体制としました。私は統括会長として、セミナー全体の方向性を見守り、サポートする世話役に専念します。今回のテーマである僧帽弁治療は、内科のカテーテル治療と外科の小切開手術が、ともに目覚ましい進化を遂げ、まさに低侵襲治療の突破口となっている領域です。今回は特定の流派や施設に偏ることなく、国内外から第一線で活躍する真のエキスパートが一堂に会するセミナーを企画しています。2日間という限られた時間のなかで、これほど濃密に僧帽弁治療を学習し習得できる機会は、全国の学会でもなかなかありません。若い医師やコメディカルの皆さんにとっても、視野が広がり、日常臨床のモチベーションが高まるセミナーになると確信しています」

徳洲新聞2026年(令和8年)8/24月曜日 NO.1557より
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