吹田病院が近医と関係強化 2回目の地域連携総会

徳洲新聞2025年(令和7年)4/21月曜日 NO.1488より
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吹田病院が近医と関係強化 2回目の地域連携総会

吹田徳洲会病院(大阪府)は府内で第2回地域連携総会を開催した。近隣の病院や診療所の医師との関係強化が狙い。昨年に続き2回目。

初めに高橋俊樹院長が挨拶し、あらためて自院を紹介。昨年に開院10周年を迎えたことや、救急をはじめ、がん医療にも注力していること、基幹型臨床研修病院に指定され、2025年度に研修医も加わることなどアピールした。

満席になるほど多くの医師が参加

今回も、がんを全体テーマに特別講演を企画。まず浅川寛子看護師(がん性疼痛看護認定看護師)が「当院のがんサポーティブケアの取り組み」と題し講演した。浅川看護師は大阪府がん診療拠点病院の認可を目指し、23年9月に院内でSCT(サポーティブケアインキャンサーチーム)を発足させたことを紹介。

がんサポーティブケアの定義やチーム構成メンバー、病期ごとのサポート内容、入退院から在宅まで切れ目のないケアを提供する工夫、専門的な疼痛治療で退院可能となり5人の患者さんを在宅で看取ったことを説明した。院内に設けた「がんサロン」、「がん相談支援センター」での実践も報告した。最後に、在宅で看取った事例を紹介し、今後の課題として、さまざまな症状をコントロールしながら在宅で過ごす患者さんと家族をサポートする連携体制の強化を挙げた。

「知っておいてほしい今どきの抗がん剤の副作用について」をテーマとする特別講演も行った。

徳洲新聞2025年(令和7年)4/21月曜日 NO.1488より
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